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カウンセリングから脂肪吸引の手術まで

 

カウンセリング

カウンセリングでは、脂肪の構造や吸引後の脂肪層の状態を図やレントゲン写真等でわかりやすく説明しています。
また、体重や脂肪率の測定及び触診によって皮下脂肪のつき具合や、手術後予想される変化についてもお話しています。
さらに麻酔方法や手術方法、及び腫れや内出血等の術後の経過や注意事項をモニター写真を見ていただきながら詳しく説明しています。
 

予約

予約を希望される場合は、カウンセリング内容を十分ご理解していただいた上で、後日、手術の予約をお受け致しております。
 

マーキング

マーキングは、手術当日、患者様のご希望をもう一度確認し、施術部位にマーカーで印をつけていきます。
患者様は、遠慮されずにご希望をお伝え下さい。
実際の脂肪吸引は、このマーキングを目安に行われます。
 

麻酔及び手術方法

1)導入剤

最初に導入剤を筋肉注射します。
これにより少し眠くなりますが、呼べば目が覚める状態です。

2)局所麻酔

脂肪層に大量の生理食塩水と止血剤入りの麻酔液を注入することにより、脂肪をふやかして柔らかくしてから吸引します。
局所麻酔には、極量という安全の目安になる範囲があり、それを超えると局麻中毒や、ショックを起こす危険が出てきます。
今まで3000例以上局所麻酔で脂肪吸引の手術を行ってきた経験から、腹部は上腹部と下腹部の2回に、
太ももは内側と前面と後面の3回に分けて吸引した方が安全だと考えられています。その他の部位は、1回で吸引できます。

3)局所麻酔の痛み


30Gの細い針(左)と
23Gの長い針(右)
麻酔の痛みは、麻酔の仕方によって大きな違いが出てきます。
一番痛い部分は、感覚受容器のある皮膚です。
皮膚の麻酔は、細く短い針でゆっくり注射します。 皮膚が麻酔されると太めの長い針で麻酔液を脂肪層に注入していきます。
一般的には、脂肪の中間層に適量の麻酔液を注入し、次いで浅い層にハリが出るまで多めに注入します。そして、上からマッサージして周囲に浸潤させていきます。
ところで、痛みに弱い患者様の場合は、脂肪の中間層から深層にかけて多めの麻酔液を注入します。次に時間をかけて中間層から浅い層へと徐々に麻酔薬を注入していくことで痛みが緩和されます。
ただし、この方法は、必要以上に脂肪層深部に麻酔薬が注入されるため麻酔薬の無駄遣い(?)によって吸引する範囲が多少狭くなることがあります。
皮膚及び皮膚に近い脂肪層は完璧に麻酔を効かせることが大切です。この部分の麻酔が不十分であると吸引中に痛みが出ることになります。
 

4)吸引方法

一般的には、吸引器を使用しているクリニックがほとんどだと思います。
私も開院する以前に勤務していた大手美容外科では吸引器を使って脂肪を取っていました。しかし、昭和63年に開院以来、吸引器は使用せず、手の力のみで脂肪吸引を行っています。
一番の理由は、手術中に、瞬時に吸引力の微調整がしやすいということです。
吸引器は、機械の力で強引に脂肪を吸い取ろうとします。皮膚に近い浅い層のように脂肪を少し残しぎみに吸引した方が良い部分や、
ふくらはぎのようにカーブの多い部分では、特に手の力で微調整しながら吸引した方がキレイに仕上がるように思います。

5)直径2ミリの極細吸引管

私の脂肪吸引に対するこだわりは、ハンドで吸引するだけでなく、直径2ミリの極細吸引管を使用するということです。直径3ミリや5ミリの太めの吸引管で吸引器を使って行うと術者にとっては非常に楽で、短時間で吸引できます。逆に直径2ミリの極細吸引管を用い、さらにハンドで吸引すると手術に時間がかかるだけでなく、腕の筋肉疲労をはじめ全身の体力が消耗されます。しかし、仕上がりのことを考えるとこの方法が一番良いと思っています。

  極細吸引管(上)と脂肪(下)

6)傷の状態

吸引した後は、皮膚に開けた2〜3ミリの小さな傷を1針縫合して手術は終了します。
穴を開ける位置は、頬は口の中、アゴは耳の下、二の腕は肘のシワのところ、お腹はヘソの中やウエストの両サイド、腰は腰のうしろ側、背中は肩甲骨の下あたり、おしりと太ももの後ろ側はおしりの外側に、太ももの表側は股の付け根部分、ふくらはぎと足首はふくらはぎの裏側などです。
傷はしばらく赤くなっていますが、一般的には半年から一年で白く目立たなくなることがほとんどです。万一、色素沈着が残るような場合は、ステロイドホルモンを含んだテープを貼ったり、レーザーで改善することも可能です。
 
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